焼肉ライクをご存じだろうか。
一口にいうと一人焼肉メインの焼肉チェーン店であるが、焼肉は基本的に低糖質である点を踏まえると
●おひとりさま
●糖質制限プレイヤー
という両方の属性を兼ね備えたわたくしのような人にとっては無くてはならないオアシスのようなお店の一つと言えるだろう。
とはいえ存在は知っているものの行ったことが無いという人もまだまだ少なくないだろうから、焼肉ライクを通りこして焼肉ラバーとして知られるわたくしから焼肉ライクとはどんなものなのかを共有したいと思う。
焼肉ライクとは

焼肉のファストフードをコンセプトにする、一人客を想定した焼肉店である!
一人焼肉推奨店とあえて打ち出すことで一人焼肉のハードルを打ち破り潜在的な顧客需要を勝ち取った店と言えるだろう。
ファストフードを目指すにふさわしく、安価で注文してからすぐにお肉が提供される。仕事帰りにフラッと立ち寄ることも可能な、多くの人に喜ばれるスタイルの焼肉店となっている。事実人気を博しているようで、当初は一人焼肉店として珍しがられていたものの、今では全国各地に店舗数を伸ばしているようでその人気っぷりが伺える。
店内の様子

ほとんどが一人用のカウンター席であり、写真のように各席にはトングとロースターが割り当てられている。ただし完全な一人専用のお店というわけでもないため、少人数用のグループ席も一応は備えている店舗が多数だろう。
客層は本当にさまざま。男性が多そうなイメージがあるかもしれないが、女性の一人客もだいぶ多い。男女比は6:4ほどだろうか。このように女性の需要を取り込んだところが成功した要因の一つだろう。
年齢層は若者から中年層まで見られるが、全席タッチパネル注文に加えてセルフ会計という点によるものか、高齢者層はあまり多くない。単純に焼肉を好む高齢者層が少ないだけかもしれないが。
注文方法

店内は一人用のカウンターがメインであり、入店すると店員さんからこのような席に案内される。各席の間には仕切りがあるため自分の世界に浸りながら焼肉に没頭することができるし、他人の目が気になるという人にとってもうってつけだろう。
各席にはロースターのほかに注文用タッチパネルやコップ・給水が備え付けられているため着席後は料理の受け取り以外でうろうろする必要はない。またこのほかに「ライクカード」と呼ばれるものが置かれている。上記の画像であればタッチパネルの下にある「23」と書かれたもので、これは注文受け取り時や精算時に使用する。
初めての入店でも安心

備え付けのタッチパネルからも注文方法等の振舞い方は確認できるが、まず入店して店員さんに席を案内された際「当店の利用は初めてですか?」と必ず聞かれるので初めてだったり自信がなければここで説明を受けることが出来る。
わたくしは割と頻繁に通うものの毎回必ず聞かれるため、このあたりはマニュアルとしてしっかりしているのだろう。もちろん聞くだけ聞いて「そうなんですね、ふーん」と立ち去ってしまうなんてことはないため「初めてです///」と伝えればしっかりと説明してくれるので安心して店内にダイブして問題ない。逆に言うと、毎回必ずしっかり確認する必要があるくらいノーヒントでは戸惑いやすいともいえる。
なお、この際に紙エプロンの要否も必ず聞かれるので必要であれば持ってきてもらえる。ただし焼肉ライクは「おひとりさま」「会計もセルフ」といった要素が重なるため、うっかり紙エプロンをつけたまま店を出ようとしていたなんてどこかのわたくしのようなことが無いように気を付けて頂きたい。
メニュー

備え付けのタッチパネルを押すところから注文が始まる。その時によって内容は変わるものの、メニュー画面は概ね以下のようになると思う。左にあるメニューを中心に食べたいものをポチポチ選択していくことになる。ここから概ね以下のいずれかを選ぶことになるだろう。
●焼肉セット
●肉単品
焼肉セット

焼肉セットはカルビ+タンなどある程度の肉がセット化されたメニューで、肉のほかに以下のものがついてくるいわゆる定食的なものをイメージすると良いと思う。
●ライス
●スープ
●キムチ
●玉ねぎ
「は?ライス?糖質制限どこいった?」…と思うかもしれないがご心配には及ばない。
このライスはなんとキャベツに変更することが可能なのだ。これは一度目的のメニューを選択すると、次の画面で選択肢としてキャベツチェンジするかどうかを選ぶことが出来る。定食のライスを野菜に変更するあたりは松屋のロカボチェンジを彷彿とさせる。
※余談だが、このキャベツチェンジについては以前はミニチョレギサラダへの変更だったがいつのまにかキャベツに変わっていたようだ。
肉単品

肉単品はこんな感じで、好みの肉を組みあわせて注文できる。単品ゆえに焼肉セットよりもトータルのコスパは劣るのかもしれないが、糖質制限的にはこちらの注文の方が望ましいかもしれない。
メニューの内容はたまに変更が入るがカルビ・タン・ハラミ・ロースといった定番のメニューは常設されているので安心だ。肉単品で少々物足りない場合は再度メニューからチョレギサラダやキムチを追加するのもいいだろう。
注文後は
注文したメニューがくるまでにそう時間はかからない。この間に焼肉の準備を済ませておこう。
給水
焼肉ライクでは各席にコップと給水が備え付けられているのでセルフで水を準備しよう。給水蛇口の黒いところにコップを押し当てると水が出てくる。

着火
注文後は呼ばれるまで自席で待機する。その間、各席にある以下のボタンから着火しておこう。

書いてある通りAとBのボタンを5秒ほど同時押しすると「ボッ」という音がして着火される。なお火の強さは5段階あるが、最大でも2までを推奨。3以上は強すぎる。

…と思っていたら、いつの頃からか火力は最大で2までにシテね☆という注意シールが貼られるようになっていた。それはそうだろうという印象。設計ミスかな?
受け取り

注文した料理の準備が整うとこのようにタッチパネルの画面が切り替わり知らせてくれるので、各席に備え付けられているライクカードを持って受け取り口に向かい、商品を受け取る。
ただ、わたくしは最初の頃こそライクカードを店員さんに見せていたものの、見せる前に商品を渡されるケースが多いので今では特に見せずに受け取っている次第だ。とはいえ店舗や時間帯によってはしっかり確認されると思うので持参して受け取る方が無難だろう。
実食

注文したメニューを受け取ったらあとは本能の赴くままに焼いて食すだけ!なお割り箸は各席の引き出しに入っている。
焼肉セット

セットを注文するとこんな感じ。左下のものがライスをキャベツチェンジしたものになる。
単品で食べるよりも豪華になり、肉だけではなくそれなりに野菜も摂取できるためバランスは良さそうだ。また、誰もがやると思うがキャベツの上に焼いた肉を添えてもいい感じになる。

やばい超美味そう。
でも糖質量に気を付けよう
とはいえキャベツの糖質量はまだ許容するとしても
●わかめスープ
●キムチ
●玉ねぎ
といった微妙に糖質を含む類のメニューをすべて食べるとそれなりの糖質量になると思われる。特にキムチなので、焼肉食べるときでも厳しく糖質量を抑えたいという人は焼肉セットではなく肉単品を選ぶことになるだろう。
肉単品

肉単品ではこのようにシンプルな状態になる。この時頼んだのはカルビ・ハラミあたりだろうか。あと左に見えるのは生命の水(ハイボール)。特にこだわりが無ければ、わたくしたちのような糖質制限プレイヤーは肉単品をチョイスすることになるかなと思う。
肉自体は可もなく不可もなくといったところで、取り立てて旨いというものはけれどその逆も今のところない。
会計
会計については店員と会話する必要が無い。
帰りたい時には各席に備え付けのライクカードをセルフレジに持っていき、ライクカードに書かれているQRコードをセルフレジに読み込ませる。その後はセルフレジのタッチパネルに従って会計方法を選択肢て会計を済まればOKだ。
現金のほか各種QRやタッチ決済に対応している。
まとめ

一度慣れてしまえば簡単なもので、一人でもフラリと寄れてしまう手軽さの虜になることだろう。焼肉といえばグループ客がメインだった過去に比べると、とてもおひとりさまには良い時代になったなと思う。
一人焼肉推奨と打ち出すことで一人焼肉のハードルを下げるとともに、店内でも注文や受け取り会計など出来るだけ店員と関わることもないため本当にファストフードとして機能しているなと実感する次第だ。
というわけで以下のようにまとめつつ、今回の共有を終わりにしたいと思う。
●焼肉ライクはおひとりさまにとってのオアシス
・一人焼肉推奨店のため一人で行くことに抵抗が無い。
・サポートが手厚いので注文方法も迷うことは無い。
●焼肉ライクは糖質制限中でも問題なく行ける
・セットメニューはライスを野菜にチェンジできる。
・肉単品で注文すればさらに糖質OFFが実現可能。
それではまたいつの日か!