低糖質メニューを取り入れる企業も増加する牛丼チェーン業界。
「牛皿(おかず)ならば低糖質にイケるのではないだろうか?」
という純粋な疑問について、吉野家の牛皿が糖質制限に有効であるかを実際に確認してみたので共有したい。
牛皿シリーズとは
牛皿とはシンプルに言ってしまえば牛丼や豚丼から米を引っこ抜いたものである。
ごく一般的にはおかずの追加として注文されるほか、お酒と一緒にツマミとして注文されるパターンが多いかもしれない。
となるとなんだオカズかと思われるかもしれないが、これはなかなかメインを張れるメニューとなっているため侮ってはいけない。

わたくしたちのような糖質制限プレイヤーであれば立派な低糖質メニューとして機能するだろう。
ちなみに、吉野家ではこれ以外の低糖質メニューとしては「牛サラダ」シリーズがある。こちらについては別記事にて詳細を報告しているため合わせて参考にして頂きたい。

牛皿メニューの栄養成分
牛皿メニューの栄養成分は以下の通り。思ったより種類があることがわかるだろう。
なお公式が炭水化物表記なので具体的な糖質量までは不明。
メニュー | 炭水化物 (g) | カロリー (kcal) | たんぱく質 (g) | 脂質 (g) | |
---|---|---|---|---|---|
牛皿 | 並盛 | 5.2 | 281 | 13.5 | 22.9 |
大盛 | 6.5 | 344 | 16.6 | 28.0 | |
特盛 | 9.9 | 532 | 25.6 | 43.3 | |
豚皿 | 並盛 | 6.5 | 232 | 8.9 | 17.9 |
大盛 | 8.7 | 288 | 11.1 | 21.9 | |
特盛 | 13.1 | 465 | 17.8 | 35.8 | |
牛焼肉皿 | 18.1 | 439 | 19.2 | 32.3 | |
鉄板牛カルビ皿 オススメ | 11.4 | 539 | 19.9 | 43.8 | |
鉄板牛焼肉皿 | 18.1 | 439 | 19.2 | 32.3 | |
ねぎ塩豚皿 | 12.6 | 331 | 12.0 | 24.8 | |
ねぎ塩牛カルビ皿 オススメ | 6.6 | 515 | 19.9 | 43.3 |
牛焼肉皿と鉄板牛焼肉皿は栄養成分が全く同じ。
一般的な皿に乗ってでてくるか、鉄板に乗って出てくるかの提供の違いだろう。
炭水化物が2桁以上いっているものは何がそんなに影響しているのだろうと思ったが、これは一緒についてくるコチュジャンの影響だろう。

右下の赤いやつ。
これを使わなければ実際の炭水化物はもっと大きく下がると思われる。
サイドメニューの糖質量
さて吉野家におけるサイドメニューの炭水化物量は以下の通り。
(炭水化物の小さい順)
メニュー | 炭水化物 (g) | カロリー (kcal) | たんぱく質 (g) | 脂質 (g) | |
---|---|---|---|---|---|
鮭 | 0.1 | 133 | 13.9 | 8.5 | |
玉子 オススメ | 0.2 | 76 | 6.2 | 5.2 | |
半熟玉子 オススメ | 0.2 | 76 | 6.2 | 5.2 | |
のり | 0.6 | 5 | 0.6 | 0.1 | |
チーズ | 0.8 | 105 | 6.8 | 8.6 | |
みそ汁 オススメ | 2.4 | 19 | 1.2 | 0.5 | |
あさり汁 オススメ | 2.8 | 53 | 7.3 | 1.2 | |
肉だく(牛小鉢) | 3.2 | 130 | 7.0 | 9.8 | |
しじみ汁 オススメ | 3.3 | 41 | 4.2 | 1.0 | |
ねぎ玉子 | 5.8 | 103 | 7.0 | 5.5 | |
納豆(タレ・カラシ・ネギ含む) | 6.2 | 98 | 7.8 | 4.6 | |
ねぎラー油 | 6.9 | 108 | 1.2 | 8.5 | |
ねぎだく | 8.5 | 44 | 1.5 | 0.4 | |
冷汁 | 9.6 | 163 | 9.9 | 9.4 | |
とん汁 | 14.0 | 160 | 5.7 | 9.1 | |
ご飯 | 並盛 | 81.6 | 370 | 5.5 | 0.7 |
大盛 | 115.0 | 521 | 7.8 | 0.9 |
実食:牛皿シリーズ
吉野家の牛皿メニューを食べてみた感想を共有する。
鉄板皿(鉄板牛カルビ皿 / 鉄板牛焼肉皿)
熱々の鉄板で運ばれる牛肉。
鉄板牛カルビ皿

鉄板牛焼肉皿

感想
さてこれが鉄板牛皿である!
上からでは見えないが、鉄板の台には火が灯っているいるため鉄板自体はとても熱くなっているので注意。
最初にがっつりお伝えしておくと、これはどちらもメチャクチャ美味い。
大手牛丼チェーンにおいて吉野家はメニューこそ少ないものの、味については頭一つ抜けて美味いと思う。これは他の低糖質メニューである「牛サラダ」シリーズにも言えることだ。
言ってしまえばこのメニューも肉を鉄板で焼いただけなのではあるが、ほかと何が違うのだろう・・とにかく美味い。

ネギ類はそれなりの糖質を含んでいるため本来であればNGに近い部分はあるが、この程度なら良いだろう。これが肉の味を良い感じに引き立てている。
ねぎ塩皿シリーズ
その名の通り、ねぎ塩味の肉皿。
ねぎ塩牛皿

ねぎ塩豚皿

感想
鉄板牛皿とはまただいぶ趣きが異なる。というのもねぎ塩がだいぶパンチが効いていて、個人的にはややしょっぱいくらいの印象を受けたからだ。
言い方を変えるとそれくらいに味が濃いため、濃い目が好きな人にとっては優秀な選択肢になるのではないだろうか。
なお牛皿はかなり糖質量が低く、炭水化物換算で6g台なのだから大したものだ。一方で、豚皿はなぜか12g台と牛皿よりだいぶ多くなっている。
見た目はどちらも似たようなものなので糖質量がこんなに変わる理由はよくわからないが、豚にこだわりがない場合は数値重視で牛を選んだ方が無難だろう。