失敗しない湯シャンのやり方

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●湯シャンをやりたいけど臭くならないか不安だ
●失敗しないようにやりたい

そんな風に考えてしまう人もいるだろう。

だが事実、やり方を間違えると湯シャンは失敗する可能性が多分にある。

逆に言うと、やり方さえしっかり把握すれば影響を抑えながら湯シャン環境へスムーズに移行することもできる。

ここでは、幾多の苦難を乗り越えて快適な湯シャンライフを送っているわたくしが当時を振り返りつつ適切な湯シャンの始め方を共有したいと思う。
いや、させてください。

なお、湯シャンを実践して得られた効果については以下を参照。

湯シャンの始め方

湯シャンと聞いて「シャンプーをやめてお湯で洗うだけ」と考えてしまう人は失敗してしまうかもしれない。

一旦湯シャンを成功させてしまえばあとの手入れはシンプルなものだが、そこに至るまでには色々と把握しておくべき事項がある。

このあたりを疎かにすると上手く進められずに失敗したり、恥ずかしい思いをしてしまうかもしれない。

始めるのに適したタイミング

このタイミングじゃないとダメだ!というのは厳密には無い。…が、やはり夏や梅雨といった皮脂の分泌量が多い時期に始めるのはあまりおススメしにくい。

というのも、湯シャン開始の初期はただでさえ頭皮の皮脂が過剰な状態になるからだ。蒸しやすい夏の時期に湯シャンを開始すると相乗効果で影響が広がってしまうことが懸念される。

逆におススメなのは10月、11月。あるいは3月、4月だろうか。

湯シャンに切り替えると髪は一時的に不潔な状態に陥る。この間に会社に出社するのはかなりキツイため、この一時的な不潔タイムを乗り越えるためにGWや年末年始の連休を利用すると効果的だ。

ここに向けて準備期間を含めてこれらの時期に始めるとスムーズだろう。ただしこれもあくまでもやりやすさの話なので、必須というわけではない。

ブラッシングこそが湯シャンの命

湯シャンを始める時、既に湯シャンは終わっているのだ。


ブラッシングはニオイやべた付きといった歓迎されない状態を防ぐために極めて大きな効果を発揮する

そもそも湯シャンとはお湯で洗うだけの話ではない。入浴前の丁寧なブラッシングで汚れを絡めとり、入浴時にはぬるま湯でこれらを流すという二段構えなのだ。どちらが欠けてもいけない。

 ①入浴前に丁寧なブラッシング
 ②入浴時にぬるま湯で洗い流す

このブラッシングは本当にナメてはいけない。

わたくしも当初は軽視していたものの、ブラッシングするとしないとでは髪の仕上がりや汚れの取り方が全く異なることに気付いてからは欠かさないようにしている。

地肌をこすらないように、ゆっくりと丁寧に100回以上ブラッシングしてあげると良い。わたくしは毎日湯船に浸かっているので、お湯を溜めている間にブラッシングと歯磨きを済ませるルーティンとなっている。

なおもちろん毎日丁寧にブラッシングするとブラシ側が汚れるため、こちらはこまめに洗ってあげる必要がある。

安全な湯シャン移行プラン

さて湯シャンはブラッシングが命であると理解した上でもちょっと待っていただきたい。

何の考えもなしに湯シャンを始めると痛い目を見てしまうので、まずは湯シャンを始めると髪はどうなるのかを把握する必要がある。

必ず訪れる不潔タイム

湯シャンに切り替えると髪の状態がどのように遷移するかは必ず知っておきたい。

移行段階皮脂分泌量べたつきフケニオイ
1開始直後多い少ないあまり出ない余裕
2不潔タイム多いとてもべた付くとても出る臭う
3湯シャン移行後少ないむしろ乾燥するあまり出ない臭わない

上の表のとおり、開始直後の1~2日はまだマシなものの、その後は徐々に髪は重くなり誰もが想像するような不潔タイムへと移行する。この不潔タイムはほぼ確実に全員に発生すると思った方が良い。

従って「湯シャンを実践すると髪が不潔になる」というイメージはほぼ間違っていないし、軽い気持ちで実践した人の中にはこうした不潔タイムに直面して断念した人も多数いると思う。

その結果「湯シャンをすると不潔になるからやらない方がいい」とアンチ側に回ってしまうのも仕方のないことではないだろうか。

不潔タイムは必ず終わる

 ●不潔タイムは必ず終わる時がくる
 ●不潔タイムを如何に短い期間で終わらせるかが肝要

不潔タイムがどのくらい続くかは人によるが、わたくしは1週間とかからずに湯シャン成功に至った。しかし長い人は1か月ほどかかる場合もあるという。

この長さは湯シャン開始までに「助走」できているかどうかで変わるとわたくしは考えている。そのため、ある日突然完全湯シャンに切り替えるというのはおススメできない。

いきなり始めない方がいいワケ

湯シャンを開始すると決めたとして、ヒャッホー今日からシャンプーやめるぜ!というのは少し待ってほしい。


元々わたくしたちは毎日のシャンプーで頭皮の皮脂が根こそぎ落とされていたため、頭皮はこれを補くべく過剰にドバドバと毎日皮脂を出している状態だ。

ここで急にシャンプーをやめたとて、頭皮はしばらくの間それを認識できずにドバドバと皮脂を出し続けるため、ひたすら皮脂が頭皮環境に溜まっていくことになる。これがベトベト状態やフケ・ニオイ・痒みといった不潔タイムを引き起こす。

したがって、いきなり開始するのではなく段階を踏むことで徐々に皮脂の分泌量を減らす方が得策だろう。ここで事前に慣らしておくことで湯シャン開始後に訪れる不潔タイムの期間が短縮されると思われる。

ところでわたくしは完全湯シャンを決行するまでに約半年間は以下の生活をしている。

 ●一般シャンプーはやめ、石鹸シャンプーに置き換える
 ●シャンプーの間隔は2~4日に1回ほど

わたくしの不潔タイムが短かったのはこのように助走をつけていたためと思われる。半年も助走をしていたのは長期間実践するためのタイミングが無くズルズルすごしていただけなので、1~2か月も助走をつければ十分だと思う。

湯シャンの頻度は徐々に増やすもの

では、どのように慣らしてゆくべきだろうか?


前提として月~金をオフィスで過ごす社会人を想定しているが、この場合は1日おき…2日おき…と通常シャンプの使用間隔は減らしていく方法が有効だ。

曜日段階1段階2段階3本移行
週1シャンプーシャンプーシャンプー湯シャン
湯シャン湯シャン湯シャン湯シャン
シャンプー湯シャン湯シャンシャンプー
湯シャンシャンプー湯シャン湯シャン
シャンプー湯シャンシャンプー湯シャン
湯シャン湯シャン湯シャン湯シャン
湯シャン湯シャン湯シャン湯シャン
週2シャンプーシャンプー湯シャン湯シャン
湯シャン湯シャンシャンプー湯シャン
シャンプー湯シャン湯シャン湯シャン
湯シャンシャンプー湯シャン湯シャン
シャンプー湯シャン湯シャン湯シャン
湯シャン湯シャンシャンプー湯シャン
湯シャン湯シャン湯シャン湯シャン

最優先すべきなのはオフィスへ出社している際に不潔な状況に陥らないことだろう。湯シャンの連続日数を伸ばせるかどうかを休日に確認し、その上で可能そうであれば次の段階へ移行するという段取りをおススメする。

なおテレワークや自宅警備員等はこのような小細工は無用で、都合の良いタイミングで開始して問題ない。ただ同居人がいる場合は不潔タイム時のトラブル回避のため、湯シャンを始める旨を事前に共有すべきだろう。

段階1

小手調べとして1日おきに湯シャンを取りいれる。

ただし週末は可能であれば金曜・土曜と2日連続で湯シャンを取り入れ、2日連続でイケるかどうかを日曜に判定する。

なお一日湯シャンを取り入れたくらいでは正直ほとんど何も変わらないのであまり身構える必要はない。個人的にいうと、わたくしの場合はむしろ一日湯シャンにした際は普段よりも髪の状態がよくなったことを覚えている。

2日連続湯シャンが大丈夫そうだと日曜に判断されたら次の段階へ移行する。

段階2・段階3

段階2では2日おきに湯シャンを取り入れる。

週末は木・金・土と三日連続で湯シャンを取り入れ、三日連続での湯シャンが可能であるかを日曜に判定する。

三日連続だと日曜には多少ベトつくかもしれない。ただしこれを繰り替えすことで頭皮側も慣れて整っていくため、いずれは日曜の頭皮環境も整うはずだ。

3日連続湯シャンが可能そうであれば段階3へ移行し、同様に髪の様子をうかがう。

クエン酸・アスコルビン酸を有効活用する

1日おき、2日おき、3日おき…と湯シャンの間隔を増やす過程ではもちろん丁寧なブラッシングを心がけてほしいが、それ以外に役立つグッズとしては「クエン酸」「アスコルビン酸」がある。

これは純石鹸シャンプーとともに使用される類のもので、湯シャン界隈においては純石鹸シャンプーの後のコンディショナーとして用いられる。

わたくしの経験則としてこれらは髪が重かったりベトつくのをある程度緩和してくれると感じた。結論、今でもアスコルビン酸は家に保持しており髪がなんとなく重い気がする場合や運動で汗をかいた後など、要所で使用している。

いざ湯シャン本格移行

本格移行前の助走で4日以上連続で湯シャンが行えるようになった場合、それ以上に5日…6日…週イチ…とさらに連続湯シャン日数を広げても良いだろう。

一方で4日以上安定して湯シャンが継続できるのであれば、そろそろ本格的に湯シャンへ移行してもよさそうだ。しかし5日目…6日目…に不潔タイムがやってくる可能性がある。ここはどのようにとらえるべきだろうか?

●しっかりとブラッシングする
●髪が重い場合はクエン酸・アスコルビン酸を使用する

これらについてはしっかりと継続すること。

休暇を利用する

4日以上は湯シャンが行けそうと検証したとして、それ以上の長期間に耐えられるかは分からない。実際やってみたら5日目、6日目に不潔タイムがやってくるということも十分あるだろう。

ではどうするかというと、不潔タイム期間はある程度の日数の休暇をぶつけるべきだろう。一番やりやすいのは年末年始の休暇やGWをぶつけることだ。ただしこの場合は連休が潰れることは覚悟しなければならない。

曜日方法
湯シャン
シャンプー
湯シャン
湯シャン
湯シャン
湯シャン
湯シャン(不潔タイム)
湯シャン(不潔タイム)
月(休み)湯シャン(不潔タイム)
火(休み)(判断

このような具合に平日後半の4日を湯シャンで過ごし、そのまま週末に突入。週明けは休みをとっておくか連休をぶつけるなどして不潔タイムをやり過ごせるかを判断する。

判断のタイミングで不潔タイムが終了して湯シャンに移行できていれば湯シャンを継続し、まだベトベト状態が維持されているのであれば断念してシャンプーをする。

不潔タイムの終わり(湯シャンの成功)はハッキリ体感できる?

不潔タイムの終了はハッキリわかる。

●髪のべたつきがおさまり、むしろ乾燥する
●痒みがおさまる
●髪の重さが減る
●ニオイが(たぶん)おさまる

とりわけ髪のべたつきがわかりやすく、急に乾いた感じになるので成功のシグナルとしてとらえやすい。「本当に?」と思うかもしれないが面白いくらいハッキリとわかる。

また、枕に付着するニオイもわたくしは判断目安になった。

不潔タイム中は髪がベタベタするので正直枕も自分でわかるレベルに臭っていた。しかし上記のように髪がべたつかず乾燥した後は、もう枕が臭うことは無くなっていた。

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